ハロウィン、いかがお過ごしでしたか。
ハロウィンと言えばホラーが定番ですよね!
あれ?ゾンビ、観てますよね?
私は観てます!
ゾンビといえば
ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ。
大好きなんです。
が。今回は!
ヨン・サンホ監督の韓国ゾンビ
『新 感染-ファイナル・エクスプレス-』です。
トモダチングの皆さんはもう観ましたよね!?
あらすじ
ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXの車内で突如起こった感染爆発。
疾走する密室と化した列車の中で凶暴化する感染者たち。
感染すなわち、死――。
そんな列車に偶然乗り合わせたのは、妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、そして高校生の恋人同士。
果たして彼らは安全な終着駅にたどり着くことができるのか?
目的地まではあと2時間、時速300km、絶体絶命のサバイバル。
彼らの運命の行き先は…。
登場人物たち
主人公ソグを演じるのは、コン・ユ。
仕事一徹で奥さんとは別居。
娘のことは何も知らない。
なんだか不器用な人です。
やんちゃっぽいけどオシャレなおじさんとその身重の奥さん。
このおじさんが、やたらカッコイイので惚れます。
高校生野球チームご一行と
女子高生マネージャー。
屋根部屋のプリンスを警護する係から、仲間を守る係に!
自己中心的だったソグが
「愛するものを守る」ため
武器も何もない状況で一緒に戦ううちに、
恐怖の中で成長していきますよ!
ゾンビのタイプ
今回韓国を襲ったゾンビウィルスによるパンデミック。
感染するまでの速度も早く、
活きのいいアグレッシブゾンビ!
タイプ | アグレッシブ(目は白濁) |
---|---|
感染経路 | 噛みつき |
目的 | 感染拡大 |
変異まで | 数十分(モブはもっと早い) |
健康状態 | 丈夫。鮮度がよく、すこぶる元気。 |
出来ること | 走る、飛ぶ、階段を登る |
出来ないこと | 暗所での目視、扉を開ける |
今までの、のろのろゾンビではない上に
列車の中、武器もない中での戦い。
まさに極限状態!!!
傑作!さすが韓国、泣ける王道ゾンビ映画
最高のゾンビ映画でした!!
主軸となるのはあくまでヒューマンドラマ。
全ての登場人物にドラマがあるんですね。
バイオレンスだけじゃない、
最終的に描かれるのは家族愛。
ゾンビ映画なのに
泣かせに来てる…泣けます。
ただ…ゾンビよりも怖いのは、同胞である人間かもしれませんよ!
気を付けて!
『新 感染』
原題は『釜山行き(TRAIN TO BUSAN)』なんですが
一瞬ダサッ!って思いましたが
「新感染」という3文字だけで
「新幹線で感染の起こるパニック映画」ということが分かるナイスなネーミングです。
さぁ、どうです?
観ないわけにはいきませんよね!?
ゾンビ映画なんて見たことない、
韓国映画なんて見たことない、という人も
韓流好きな人も楽しめること間違いなしです。
前日譚となる「ソウルステーション・パンデミック(アニメ)」も
合わせてご覧になると良いと思います。
『新 感染』が傑作なのは、韓国の社会性を反映しているから、と言えます。
「朝鮮戦争によるソウル陥落」「セウォル号沈没事故」など、色んなメタファーが織り込まれているとのこと。
この映画は「韓国だから作れた」そんな映画だと思います。
そういう角度から見ると、社会派ドラマなわけですね。
ヨン・サンホ監督
実はアニメ畑出身のヨン・サンホ監督。
『我は神なり』という作品を観たことがあります。
人間の内面をえぐる、自分の心が試されるような
そんな作品を作り続ける監督。
目が離せません。
ハロウィンは終わったけれど
さぁ、今日のゾンビ襲来は今からです!
とにかく。
コン・ユがかっこいいから。
観て。