どうも、どうも、『K-POP研究所』(研究所、何軒持ってんだよ〜)のぺ所長です。今週は多少長くなりそうなので、つまらない前振りは無しにして、早速本題に入りたいと思います。
僕は音楽の趣向だけで言えば、『雑食系』であります。まぁジャンルを問わず、「この音楽いいな」となった順から何でもかんでも聴きまくるタイプの人間です。そして、ついこの間、僕の大好きな『PSY』がニューアルバムを発表したというので、アルバムごとダウンロードし毎日聴いている内に、「おやおや、この曲に出てる歌声、凄いな。一体誰?」となったのです。これは、ちょっと過剰な表現をすると近頃感じたことのない『衝撃たるモノ』かも知れません。
「JYJは知ってるけど、この『エクス・アイ・エー』って誰?」と独り言をブツブツしてたら、お店で料理の仕込みをしていたコワイヌナが「えっ?本当に知らないの?そんなこと言ってたらJYJのファンに怒られるわよ。それは『シアジュンス』のことでしょう!」って。
僕 「へぇ〜。そうなんだ。しかしジュンスの歌声、ヤバくない?」
ヌナ「お前は何も分かってないんだよね…。ジュンスはミュージカルスターだから、歌が上手いに決まってんだろう!」(舌打ち2連発)。
僕 「いやいや、それにしてもジュンスにはやられたな…」。
ヌナ「今更、何を言ってんの…」(今度は舌打ち5連発)
僕が持っていた『JYJ』のイメージ
あのですね。僕も『JYJ』が結成されるまでの事情かつ、その間の苦労話はよく知っているつもりですよ。
『東方の国』を離れて3人で移住→『S◯タウン』で散々道に迷う→テレビ局へ辿り着けない→当分メディアから姿を消す→アルバムとライブ中心で活動→個々違う分野で大成功→ジェジュン&ユチョン軍隊へ→ジュンスはミュージカルで頑張っている。
⇧ざっと並べるとこんな経緯だと思いますが、僕の意識の中には、『JYJ=ユチョン』というイメージがあまりにも強かったのを認めざるを得ないですね。
そのユチョンと言えば、この僕が「もし女に生まれ変わったら、絶対にベタ惚れしてしまうのだろう」と思えるほどの『ナイスガイ』。早々といろんなドラマでその演技力を認められて、『俳優ドル』(俳優+アイドル)の偏見を自らの実力で蹴っ飛ばした『頑張り屋さん』。
さらに映画デビューまで果たし、ど田舎の青年役をいとも簡単に演じて、各種映画祭の新人賞を総なめした『実力派俳優』に成長するまでの快進撃は説明するまでもないことでしょう。おそらく、50代〜60代まで無難に俳優業を続けられるのではないかと個人的には評価しております。
それにしても、ひとつのグループをメンバーひとりのイメージで片付けてしまった自分の視野の狭さは反省すべきとこですよね。本当にすみませんでした(頭ぺこり)。
JYJ SECOND ALBUM 『JUST US』
それでは、一度もまともに聴いたことのない『JYJの音楽』って如何なものなんでしょう。お詫びの気持ちを込めて、最後に発表したアルバムを自腹で購入。全曲ダウンロードしてみました!👇
結論から言いますと、めちゃくちゃクオリティーの高いアルバム。二十歳そこそこのアイドルのノリノリとした音楽とは懸け離れた落ち着いたテンポ。これは僕の世代でも受け入れやすい妙な魅力があると感じました。何より、未だに『東方の国』を守っていらっしゃるお二人の音楽に比べて『一味も二味も』違うどころが更にいい(まぁこういう差別化が彼らの狙い目だったのでしょうけど)。
このアルバムの中で、最もお気に入りの曲は3人のハーモニーが絶妙に光る『So So』です。何ていうか、ジェジュンとユチョンの異なった個性をジュンスのボーカルがしっかりと覆い包むところが印象深い。まぁどの曲でも言えることですが、とにかく、ジュンスが軸になって全体のメロディーを引っ張っていく事によって、一つのまとまったハーモニーが完成されるような気がするんですよね。
あと、ジュンスのソロ曲『7歳・7살』も名曲ですね。近頃、ジュンスのようなバイブレーションを使いこなすアイドルは見た事がないかもです。これは一歩間違えると『陳腐な歌い方』に聴こえちゃうリスクもある。つまり、今風のトレンディな歌い方ではないとの事です。でも、その『希少性』とも言いましょうか、彼の独特なボーカルには聴く人を引き寄せる不思議なパワーがあるんだと思えるのです。
PSYとコラボした曲ではそのバイブレーションを極力控え目にした歌い方をしてるのですが、それは『PSYのプロデュース』によるモノだったのでしょう。まぁどっちにしても、あれほど自由自在に歌い方を変えちゃうボーカリストってはたして韓国に何人いるんだろうと感心してしまいました。大した者です。
Youtubeでライブを観る
何かにハマったら、最後まで徹底的に追及する傾向を持つ僕。今度は「2014アジアツアー」のライブ映像をYoutubeでチェックしてみました。
しかし、ジェジュンとユチョン、意外と歌上手いんですね。それに、ライブではジェジュンの存在感がけっこう大きかった。2曲目から『綺麗なビーチク』を丸出しにしてステージを走り回る姿がとても印象深い。一方、ユチョンはジャケットの中にちゃんとシャツを着ているとこが彼らしくて可愛いんですよね。最後の最後まで乳首を決して見せないユチョンが僕は大好きです。ところが、ジュンスの赤髪はうーん…どうでしょう…ミュージカルの役柄のために染めているのかな…と(笑)。
いやいや、この一週間、『JYJの魅力』にとっぷりハマった時間を過ごせました。やっぱり、売れている人(或いはグループ)にはそれなりの理由があることを改めて実感しましたね。そして、彼らは40代を過ぎても生き延びる『長寿アイドルグループ』になれるんじゃないかという期待を寄せてみる僕です。
あと、テレビには出なくたっていいんじゃないでしょうか。彼らはいつまでも『音楽性とライブ』だけで勝負するアイドルであり続けて欲しいものです。オッサンも応援してるよ!
こういう風にアイドルのことを分析するのもけっこう楽しいですね。今後も気になったアイドルがいたら、ぜひこのコラムで紹介してみたいと思っております。
最近はなんだかんだで飲み会が多い時期ですね。日本の皆さんも飲み過ぎには気をつけて下さいと言いながら、僕は今日も飲みに出かけますよ〜。