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『Vol.24』日本では見られない韓国テレビのあるある

どーも、どーも、『日韓テレビ研究所』のぺ所長です。

生ビールをゴックンゴックン一息に飲み干したときの『のど越し』でとうとう春が近づいてきたのを感づいている今日この頃。そんなウキウキ感たっぷりの胸騒ぎと共に元気良く今日の研究所のドアを開けますね〜。

皆さんは韓国のテレビ番組を観ている間に日本とは異なる不思議なところを目の当たりにしたことってないでしょうか? お、いくつかあったけど、いまいち思い出せないんですって?

了解です! 今回は日本では絶対見られないのであろう『面白おかしい韓国テレビ界のあるある』に迫ってみようと思いますのでぜひ最後までお付合い頂きたい。

モザイクの多さにびっくり

日本の地上波テレビだとおそらくバラエティ番組などで芸人が下着を脱ぐやらの場面でよく使われるのであろう『モザイク』。韓国では「こんなところでも使うのか」って呆れるほどいろんな番組の様々な場面で過剰に使われているのです。

それはなぜかというと『韓国放送審議委員会』の厳しすぎる規制によるモノですが、その中でも最もうるさいのが『タバコを吸う場面』⇩

담배

誰が見ても「あ、タバコ吸ってる」と一発で分かるような場面なのに不自然なモザイクをわざわざ入れちゃうんですよね。それにだいていタバコの煙はモザイクからバンバン漏れる始末(笑)

映画はともかくですが、近頃のドラマなんかは端からタバコのシーンを排除するのが慣例になっています。その代わり『チャミスル一気飲み』の場面はなんとなく増えている気がしますが、タバコはダメなのにお酒は全然OKなんだよなーっていつも不思議に思うんです。

その他、映画の暴力的な場面でも余地なくイラッとくる『ボカシ』は登場する。例えばウォンビン主演のバイオレンス映画『アジョシ』とかは「血まみれのシーンに→タバコに→麻薬のシーンに→刃物に→死体に」と、ボカシの連発で、見終わったあとは『アジョシ』を観たのか『ボカシ』を観たのか分からなくなるくらいですよねー(19🈲の深夜の時間帯に放送されるにも関わらず)。

その次に厳しいのが『間接広告』⇩

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上記、どっかの情報番組で各焼酎メーカーの製品のアルコール度数を比較する場面。ボカシは入っているものの、下段のガラスのテーブルには物の見事に銘柄が映り出されている(笑)。これはまさに製作陣の裏技なのです。だって、ナレーションでもA社、B社としか表せないので、仕方ないかもです。

他にも出演者が被っている帽子にガムテープを貼っといたり、Tシャツにどデカイ銘柄が書いてあると、そこにも必ずボカシが入る。あと、グルメ番組なので紹介されたお店の名前や住所などのテロップ表記も硬く禁じられております(番組のホームページに記載するのはOK)。

ワイヤレスマイクの使い方

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上記、テレビのロケ現場で欠かせない機材の一つである『ワイヤレスマイク』(無線マイクのこと)。これまた、日本と韓国でその使い方が全く違うのです。日本ではケーブルが見えないように出演者の上着やシャツの内側に付けるのが当たり前なのですが、韓国ではこんな使い方も全然OK⇩

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なんと、ワイヤレスマイクの送信機をそのまま手にしてリポートをするのです。まぁ韓国のテレビでは日常茶飯事のようによく見かける場面ですが、日本では『放送事故』にもなりかねない程、あり得ない使い方なのが面白い。

なぜ、日韓の間でその使い方が全く異なるのか?

その理由は大きく分けて二つにまとめることが出来ますが、一つ目はVE(ビデオエンジニア)の存在⇩

동시녹음

日本のテレビロケの撮影クルーにはカメラマン以外に『VE(ビデオエンジニア)』というスタッフが必ず付くモノです。このVEさんは録音ミキサーというべらぼうに高い機材を用いてチャンネルを分け、多数の出演者の声を録音したり、現場の音を拾ったりする役割を果たすのです。

しかし、韓国の場合はそのVEさんの数が日本に比べて圧倒的に少ないのです。KBSの『1泊2日』のような大規模のバラエティ番組のロケ現場でない限りほとんど見られないのが現状。まぁそれくらい日本と韓国のテレビ番組の制作方式が違うと言えるし、また基本的な制作予算にも開きがあると考えられます。

헐리웃스타

⇧ハリウッドスターにも堂々とワイヤレスを突っ込んでインタビューをする韓国の取材陣。せめてハンドマイクくらいは使って欲しいのですがね…。

손호영

⇧大スターの囲み取材の時も大活躍のワイヤレスマイク。しかも芸能人に束になったワイヤレスを持たせるところが、いかにも韓国っぽい。

二つ目はわりと簡単な理由ですが、観てる視聴者がなんとも思わないからです。日本のテレビ番組の制作に慣れている僕としては多少雑に見えたりもしますが、よく考えてみれば、見てる人ってワイヤレスを使おうが、VEさんを使おうがオーディオさえちゃんと聞こえれば関係ないですもの。ただ単に番組の全体の内容が楽しめれば、それでよしという感覚ではないでしょうか。

韓国地上波テレビの最も優れたところ

他国のテレビと韓国の地上波テレビの最大な違い。それは一旦番組が始まると絶対にCMを挟まないどころ。韓国のテレビに慣れている人が日本のテレビを観ると一番肝心な場面で必ずCMが入るので、その度にイラッとくるのです(笑)。

確かにドラマや映画などは最後まで集中力が途切れることなく観れちゃうのは何よりも嬉しい。でも、実はCMの単価を引き上げようと各地上波局は『間CM』を許してくれと『放送審議委員会』にかなりプレッシャーをかけているらしいですが、「今更やったって世論が許さない」という理由で毎回スルーされるそうです。

まぁややこしい規制も多いんだけど、「それだけはよくやってるぞ」と褒めてあげたくなったり…ということで今回の研究所はここまでですが、今後も日韓の違いの研究は延々と続きます。

それでは今日もビールを飲みに出かけてきま〜す!

다음에 또 만나요!!

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マッコリマン

マッコリマン

【本名:ぺ・ヒョンソク】1971年ソウル生まれ。ARG 1986-1990 、JAP 1990-2001 、KOR 2001〜。テレビコーディネーター。マッコリバー経営。妄想家。独身。このサイトに対するご意見はコチラへ→ pacobae@naver.com

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