【Vol.7】韓国女子vs日本女子

どうも、どうも、「韓日社会研究所」のぺ所長です。(またもや自分勝手な肩書き)

ソウルは二日前に初雪をお迎えしましてだんだん寒くなって来ていますが、そんな天気に負けじとヒートテック上下着用で連日張り切っている僕です。っていう「どうでもいい近況報告」から今週のコラムを始めますね。

あの・・・知らない方もいるかと思いますが、僕は19歳から30歳までの約10年間日本で暮らした経験があります。それで日本語も韓国語も話せる人間になった結果、自然と日韓両国の女性と接する機会に恵まれていた。まぁ言い換えれば、日韓両国の女性たちと恋愛関係を持った事がほんのわずか(?)あります。

そしてこんな僕に好奇の目を向ける「韓野郎たち」からこんな質問を頻繁に受けるのです。

「日本の女子はどうなのか?」

「どうなのか?」って言われても意味が分からないので、「何が聞きたいんじゃ?」と聞き返したら。

「AV女優みたいにみんな夜のスキルが凄いのか?」ってスケベ心極まりない問いを投げて来やがる。

「なに、寝ぼけた事聞いてんだよ。そんな事あるわけないっしょ」とたいてい流しちゃう僕です。

そしたら、「まぁAVの話はおいとして、韓国女子とはどう違うのか教えて欲しい」としつこく再三聞いて来るんですよね。

一方、知り合いの「日野郎たち」はというと。

「あのさ、韓国女子はみんな少女時代みたいに脚が綺麗なのか」、「気が強くて怖そうなイメージだけどどうなのか」、「冬ソナのチェ・ジウみたいに清純派が多いんだろう」などなど、うるさいんですよ。

ハイハイ、分かりました。このコラムでは自分自身を全てさらけ出そうと腹をくくっている僕です。今週は個人的な経験で分かった『日韓女子の違い』を二つの極端なケースを例に挙げて分かりやすく説明する事にします。

刺激すぎる韓国女子

30代の前半、9歳下の韓国女子と付き合った事があります。彼女は自愛がめっちゃ強く、お酒を飲むのが世界一好きな割には、タバコの煙が世界一嫌い。まぁ超美人顔でありながら、超ワガママな性格の持ち主でもある『ミステリアスなお嬢さん』だったのです。

「私はタバコを吸う人間が大大大嫌いなの」

「私の前でタバコを吸いだしたら、二度とデートしてあげないよん」

「オッパ、そんなもん、早く、今すぐ、即、やめなさいよん」

こんなセリフを平然とストレートに言える子だったので、口では「もうやめた」と善意のこもった嘘をつき、彼女の前ではタバコを我慢してた器のデカイ僕でした。しかしですよ。タバコが僕に与えてくれる癒しっていうのもあるわけだし、何よりも個人の嗜好に対してガタガタ文句を言われるのは納得がいかない。だが、それと同時に「可愛いから、まぁいいっか〜」っていう安易なスタンスで捉えていたにも確かです(笑)

それに、大勢で飲んでる時だって、「あのね。みんな聞いてくれる。うちのオッパはね。わ・た・く・しの一言でふっつりタバコをやめたんだよ。私ってすごいでしょ〜。うっふふふ」と女王蜂のように傲慢な態度を見せていました。ここまで来たら、もうヤレヤレと思いがちだが「タバコは影で吸ってるからまぁいいっか〜」と又もやポジティブかつ広い心で受け止めていた僕。

しかしですよ。その子は喫煙者を嫌悪する割には、酒癖が世界一酷くて、居酒屋でゲロを吐くわ(僕が綺麗に掃除をした挙句店員さんにチップもやった)、タクシーの中でまた吐くわ(運転手さんにペコペコ頭を下げてまたもや自腹で料金の3倍を出した)、道端でパンツ(下着)を脱ごうとするわ(ちょっと興奮したけど必死に止めてやった)、朝5時に電話をかけて来てはドライブ行こうよって強請るわ(あのね、7時からロケがあるんだよ)で・・・もう想像を絶する「猟奇的な彼女」だったのです。

僕は人にあまり文句を言わないタイプの人間ですが、我慢は3回までとはっきり決めてるんです。

男だらけの職場で実績競争に臨む毎日を送っていた彼女の苦労も分からなくはなかったのですが、社会人であれば何かしらストレースを持っているのは当たり前。そしてそれを全部お酒にぶつける行為には大いに問題があると判断し冷静になって何度も話し合いをしても治る見通しがなかったのです。

そのままじゃ何よりも僕の人生まで狂っちゃいそうな危機感まで覚えて、ビビりに入ったというのが正しいかも。まぁそんな悩みを抱えていたある日、腹を決めて彼女に別れを告げました。そしたら、「オッパは一生私のようないい女には出会えないよん」と来たのです。僕は「そうだね。そんな君がカッコイイと本気で思ってるけど、俺には無理だ」と言い残してその場を後にしました。そして、彼女の携帯番号を消した。

消極的で安定を求める日本女子

その次に付き合ったのが日本人女性です。東京での出張を終えて、成田空港行きのスカイライナーに乗っていたら近くの席にむちゃくちゃ目が綺麗な女性がいました。あ、昔も今も目が綺麗な人に憧れを持っている僕です。なぜ?それは僕の細〜い目を見ればお分かりになると思います。まぁ、そんな話はどうでもいいっか(笑)

そして大韓の飛行機に乗っていたら、何とスカイライナーで見かけたあの目の綺麗な方がなんと僕の隣の席に歩いてきて腰を下ろしたのではないでしょうか。こんな奇跡は人生で二度と起きないと実感した僕は早速人生初の『エアーナンパ』に挑みましたよ。

なんとか勇気を出して話をかけてみたら、アパレル関連の仕事をされていて、月2〜3度のペースで訪韓しているとの事。あらに独身で彼氏もいない。とにかく初印象は物静かな感じで愛想の良い振る舞い方をする女性でした。

その次の日。我々はソウルで連絡を取り合って、彼女が日本へ帰国する前日である土曜の夕方に晩ご飯を一緒に食べようと意気投合したのです。

「夕食までには時間が空くのでカフェでコーヒーでも飲みましょうか」

「いいですよ。あの・・・ぺさんってタバコは吸いますか?私は吸いませんけど、喫煙室でも全然構わないですよん」

「・・・・・・・・・・・」

あのですね。数ヶ月前にタバコの煙が大大大嫌いな超ワガママ娘に散々痛い目に遭っていた僕なだけに、あの一言がとても衝撃的で一瞬にして心が溶け落ちてしまったのです。この人は天使かもしれない。あまりにも感動したので涙が出そうだったけどぐっと堪えましたもの。

「いえいえ。タバコなんか吸わなくたっていいですよ、いいですよ。貴方の優しさを吸えばいいんだから。うーん。それで全然いいっすわー。いやいや、タバコだってやめちゃうよ。今、即、や・め・ま・す・よ」

所詮僕って、いえいえ、男ってこんな単純な生き物なんですよね。

その後、遠距離でありながら、月に2〜3度のペースでデートをしました。夏休みの時は僕が東京へ行ったりとかもしましたしね。ところが、彼女はお酒を一滴も飲めないし、タバコも一切吸わない真の模範人間。それに職場での苦情何ぞ絶対に言わない。

さらに「何が食べたいの」と聞くと、いつも「オッパの好きな物でいいよん」と答えるばかり。「韓国でどっか行きたい場所あるの?」「オッパと一緒ならどこでもいいよん」。「東京で行きつけのお店とかある?」「私はあまり詳しくないからオッパの好きなとこでいいよん」。いわば何でもかんでも「オッパ優先主義」に徹底する女子だったのです。

前の彼女の時とは真逆な性格。「いやいや、たまにはワガママぶってもいいんだけどな〜」って思えるほどで、喧嘩などする余地も隙もない。生まれてこの筋、『好奇心』で生きて来た僕とは対照的に『安定感』こそが全てだと思い込んでいそうな彼女でした。

「人間は狡賢い生き物」というのはこんな事でしょうかね。今度は消極的な態度で貫く彼女にいつの間にか息が詰まりそうになった僕。結局、彼女とも長続きは出来ませんでした。

まぁ変な先入観ではありませんが、韓国と日本の女子の傾向にはだいぶ違いがあると思えた次第です。

あ、はっきり言っときますが、僕だって潔い人間でないのは認めます。短所だって腐るほどありますし、性格にも大いに問題がある事を前提に書いた比較例なのをご理解頂きたい。

僕だって、むちゃくちゃ惚れてる女性にフラれて辛い想いもした。逆に僕を猛烈に好きだという女性をフった事もある。まぁどっちも辛い経験だったのですが、自分勝手な言い方をしますと「一度冷めてしまった愛情は元に戻れないのが人間の本性」ではないでしょうか。

ということで、僕個人の見解で日韓の女子の傾向を簡単に説明するならば、下記のような感じですかね。

「一般的に気が強そうな印象で好き嫌いをはっきり言う韓国人女性」

「気立ての良さは抜群だけど、何かしら消極的な日本人女性」

個人的にはその中間的な女性が丁度いいかな・・・とまたもや自分勝手は事を言っちゃって申し訳ありません。

今日は元カノたちにお詫びの気持ちを込めてウィスキーのロックでも飲もうっかな〜と。

ABOUTこの記事をかいた人

マッコリマン
tomodachinguのソウル本部長です。
主に企画をしたり、取材をしたり、文を書きます。
「韓国のこんなことが知りたい」という方はメール下さい。