【第18回】プロ野球の誕生と伝説の너구리投手
1982年3月27日。ついに韓国にも念願のプロ野球リーグが誕生する。満員御礼となった東大門野球場では開幕セレモニーと共に韓国野球史に残る記念すべき第一試合が盛大に行われた。 当時の韓国。超高度経済成長期の真っ只中ではあっ…
1982年3月27日。ついに韓国にも念願のプロ野球リーグが誕生する。満員御礼となった東大門野球場では開幕セレモニーと共に韓国野球史に残る記念すべき第一試合が盛大に行われた。 当時の韓国。超高度経済成長期の真っ只中ではあっ…
この連載を始めた頃は父の精子に過ぎなかったのであろう『子ぺ』はすくすくと育ち、いつの間にか小学6年生に。まぁこの時期から同じクラスの女の子たちをだいぶ意識するようになったり、『チン毛』が何本か生えてきたのを大いに喜んだり…
ついにこの連載が大きな山場を迎えたと感じている。日本のみなさんは『北朝鮮の話題』になるとどうしても『政治的な観点』で捉えてしまう傾向があるように思える。まぁあれだけ悪さをぶちかます国なので無理もない。しかし、韓国人におけ…
当時、日本で食べた和食の中で「何が一番美味しかったのか」と質問されたら、僕は1秒も迷うことなく『焼き鳥』を挙げるのだろう。五反田付近の市場らしき通りにあった狭くて小汚ない立ち食いのお店ではじめて食べた焼き鳥の味を今でも忘…
日本に着いた翌日。おばちゃんの住んでいる五反田駅の付近の住宅街をぶらぶらすることで小学5年ぺの『ジャパン探検』はスタート。そして、その後の1ヶ月間の滞在で体験した日本という国は、目に触れるモノすべてが珍しい『新奇な世界』…
小5の夏休み中のある日。父は夕食のテーブルでシーバスウィスキーのロックを飲みながらニコニコの笑顔で「今年の冬休みには家族みんなで日本へ遊びに行くぞ」と信じられない重大発表をした。姉と弟は「やっと海外へ出れるよ〜」、「わー…
小4の秋頃のとある週末。家の外で弟とキャッチボールをしていたら、見知らぬ車が止まり車窓から顔を出した男の人が「ここがぺ監督の自宅なのか?」と訊いて来た。「はい、うちの父さんです」と答えたら、「お、すぐ見つかってよかったな…
我が家族が長年住み慣れた下町を離れて引っ越しをしたのは、僕が小2の新学期を迎えようとした1978年の春。そして丁度その時期から、うちの環境が他の子達のそれとはだいぶ懸け離れているのを意識し始めたのだ。 引っ越し先は、今の…
小学校へ入る前の幼年期の記憶を辿ると『南加佐洞・ナムガザドン』という下町が真っ先に頭に浮かぶ。位置的には今の『ソウルW杯競技場』の近く。現在は再開発を経てその一帯が『大型アパート団地』になっているが、僕の幼年時代にはぼろ…
僕がこの世に生まれて来た日。産婦人科の分娩室の外で「男の子ですよ」と聞かされた父は思わず「やった〜あぁ〜」と日本語で雄叫びをあげたあげく、一晩中酒を飲んで大はしゃぎしてたと生前のハルモニは語ってくれた。しかしそんな父の様…